歯科医院の床ワックス清掃│大阪市の定期メンテナンス

作業前の状態

大阪市内の歯科医院から、床のメンテナンス作業を任せていただきました。

一見すると清潔で、目立った汚れもありません。ただ、よく見ると床全体にうっすらと曇りがあり、光沢が鈍くなっています。これは日常清掃では取り切れない皮脂汚れや、古いワックス層の劣化が原因です。

医療施設の床は、患者さんやスタッフが毎日歩く場所です。見た目がきれいでも、表面には目に見えない汚れが蓄積していきます。特に診察室や待合室は人の出入りが多く、ワックスが摩耗しやすい場所です。

作業内容

まず、床全体にポリッシャーをかけて古いワックス層と汚れを剥離していきます。専用の剥離剤を使い、時間を置いて汚れを浮かせてから機械で擦る手順です。

剥離後の汚水を見ると、思った以上に濁っています。これが「きれいに見えても実は汚れている」状態の証拠です。何度か水で洗い流し、床材本来の表面が出るまで丁寧に作業しました。

乾燥後、新しいワックスを薄く均一に塗布します。一度に厚く塗ると乾燥ムラが出るため、薄く重ねるのが基本です。今回は2層塗りで仕上げました。

診療に支障が出ないよう、閉院後の夜間に作業を行い、翌朝には完全に乾燥した状態で引き渡しています。

作業後の状態

床全体に透明感のある光沢が戻りました。照明が床にしっかり映り込み、空間全体が明るく感じられます。

新しいワックス層は汚れの付着を防ぐ効果もあるため、日常の掃除もしやすくなります。患者さんが最初に目にする待合室の印象が、ぐっと良くなったと感じていただけたようです。

床の見た目と実際の汚れ

床がきれいに見えるかどうかは、実は光沢の有無に左右されます。ワックスが劣化して曇ってくると、たとえ拭き掃除をしていても「なんとなくくすんでいる」印象になります。

逆に言えば、ワックスがしっかりかかっていると、多少の埃は目立ちにくく、清潔感が保たれやすいのです。

ただし、ワックスは永久的なものではありません。人の往来が多い場所では半年から1年程度で劣化が目立ち始めます。定期的に剥離して塗り直すことで、床材自体の寿命も延ばすことができます。

特に医療施設や店舗など、清潔感が求められる場所では、見た目の印象が信頼にも繋がります。

「ワックスは自分でも塗れる」と思われがちですが、実際にはいくつか注意点があります。

まず、古いワックスの上に新しいワックスを重ねてしまうケースです。これを繰り返すと、ワックス層が厚くなりすぎて剥がれやすくなり、逆に汚く見えてしまいます。

また、剥離剤を使わずにモップで塗るだけの作業も要注意です。床に残った汚れの上にワックスをかけると、汚れを閉じ込めた状態になり、後から除去するのが難しくなります。

さらに、乾燥が不十分なまま上塗りをすると、白く濁ったり足跡が残ったりする原因になります。

まとめ

床のワックスがけは、見た目の印象を大きく左右する作業です。一見きれいに見える床でも、実際にはワックス層の劣化や汚れの蓄積が進んでいることがあります。

定期的なメンテナンスを行うことで、清潔感を保ちながら床材の劣化も防げます。特に人の目に触れる機会が多い施設では、床の状態が全体の印象に直結します。

今回のような剥離・再塗装の作業は、適切な手順と資材があって初めて効果が出るものです。床のくすみや光沢の低下が気になる場合は、一度プロの目で状態を確認してもらうのも選択肢の一つです。

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